iPadテザー撮影のやり方|ワイヤレス(FTP)でカメラから転送する方法
Canon・Nikon・Sony・富士フイルム対応。無料プランで始められます
iPadでテザー撮影をするには、カメラのFTP転送機能を使い、撮影した写真をWi-Fi経由でiPadへ送ります。
iPadテザー撮影アプリ「Fotra(フォトラ)」なら、この方法を無料プランで利用でき、パソコンやUSBケーブルなしで撮った写真をすぐにiPadの大画面で確認できます。
必要なもの
- iPad(iPadOS 26以降。iOS 26以降のiPhoneでも使えます)
- FTP転送機能を搭載したカメラ(Canon、Nikon、Sony、富士フイルム、Leica、Panasonicなど)
- カメラとiPadが共有するWi-Fiネットワーク(インターネット接続は不要)
- Fotra(App Storeから無料でダウンロードできます)
パソコン、専用ソフト、USBケーブルは必要ありません。iPadがFTPサーバーになり、カメラが撮影した写真をWi-Fiで直接iPadへ送る仕組みです。
基本の流れ(約5分)
iPadでFotraのFTPサーバーを起動し、カメラ側にその接続情報を設定して撮影する、という3段階です。
- Fotraをインストールして起動:App StoreからFotraをダウンロードし、iPadで起動します。
- FTPサーバーの設定を行う:FotraでFTPのユーザー名・パスワード・ポート番号を設定します。標準設定のままで問題ないことがほとんどです。
- FTPサーバーを開始:開始ボタンをタップすると、IPアドレス・ポート・ユーザー名・パスワードが表示されます。対応カメラ用のQRコードも表示されます。
- カメラとiPadを同じWi-Fiに接続:両方を同じローカルWi-Fiネットワークにつなぎます。インターネット接続は不要です。
- カメラにFTP情報を入力:カメラのFTP転送設定に、Fotraが表示しているIPアドレス・ポート・ユーザー名・パスワードを入力します。対応カメラはQRコードの読み取りで設定できます。
- 撮影する:撮影した写真が自動的にFotraへ転送されます。テザー撮影モードを有効にすると、新しい写真が届くたびにフルスクリーンで自動表示されます。
受信した写真は、ヒストグラムや構図ガイド、A/B比較、レーティングを使ってその場で確認できます。各機能の詳細は機能紹介をご覧ください。
メーカー別の設定の要点
どのメーカーでも、やることは「カメラのFTP転送(ネットワーク)設定に、Fotraが表示している接続情報を入力する」だけです。設定メニューの名称や場所は機種・ファームウェアによって異なるため、カメラの取扱説明書やメーカーのサポートページでFTP転送の項目をご確認ください。
Canon(キヤノン)でiPadテザー撮影
動作確認済みの機種:EOS R1、EOS R5 / R5 Mark II、EOS R3、EOS R6 / R6 Mark II、EOS-1D X Mark III。カメラのFTP転送設定で、転送先サーバーとしてFotraのIPアドレス・ポート・ユーザー名・パスワードを指定します。
Nikon(ニコン)でiPadテザー撮影
動作確認済みの機種:Z9、Z8、Z6 III、D6。カメラのネットワーク(FTP)設定で、転送先としてFotraの接続情報を登録します。
Sony(ソニー)でiPadテザー撮影
動作確認済みの機種:α9 III、α1、α7R V、α7 IV。カメラのFTP転送機能の設定で、サーバー情報としてFotraの接続情報を入力します。
富士フイルムでiPadテザー撮影
GFXシリーズ・XシリーズのうちFTP転送機能を搭載した機種で使えます。カメラのFTP転送(ネットワーク)設定に、Fotraの接続情報を入力します。
上記以外にも、Leica、Panasonic LUMIXなど、FTP転送機能があれば他のメーカー・機種でも使用できます。なお、カメラごとの設定方法についての個別サポートはFotraでは行っておりません。
転送を速くしたい場合は、5GHz帯のWi-Fiを使う、ルーターの近くで使う、JPEG+RAWで撮影している場合はJPEGのみ転送する設定にする、といった方法が有効です。
USBテザーとの違い
一般的なテザー撮影は、カメラとパソコンをUSBケーブルでつなぎ、専用ソフトで写真を取り込む方式です。Fotraはカメラに内蔵されたFTP転送機能を使い、Wi-Fi経由で写真を受信します。
- ケーブルが不要:カメラとiPadをつなぐケーブルがないため、撮影者が自由に動けます。
- パソコンが不要:iPad単体でFTPサーバーを動かすため、ロケ撮影でも機材を軽くできます。
- 転送速度はWi-Fi環境に左右される:安定した転送には5GHz帯のWi-Fiやルーターとの距離に気を配る必要があります。
- 撮影操作はカメラ側で行う:Fotraはカメラから送られてきた写真を受信・表示するアプリです。
FotraはUSBケーブルでカメラとiPadを接続するテザー撮影には対応していません。なお、iPadをUSBでMac/PCに接続すると、FinderからFotra内の写真にアクセスしてバックアップできます。
無料でできる範囲
Fotraの無料プラン(Free)では、iPadテザー撮影の中心となる機能を制限なく使えます。
- 無料で制限なし:FTPサーバー機能、テザー撮影モード
- 無料では20枚まで:写真ビューア、サムネイル、ヒストグラム、グリッド表示、A/B比較(21枚目以降はぼかし表示)
- プロプランのみ:写真アプリへの自動保存、共有機能
すべての機能を無制限で使うには、プロ年額(¥9,800/年)またはプロ月額(¥980/月)をご利用ください。いずれもサブスクリプション形式で、いつでも解約できます。詳しくは料金プランをご覧ください。
よくある質問
iPadでのテザー撮影は無料でできますか?
はい。Fotraの無料プランでも、FTPサーバー機能とテザー撮影モードは制限なく使えます。写真ビューア・サムネイル・ヒストグラム・グリッド表示・A/B比較は20枚まで(21枚目以降はぼかし表示)で、写真アプリへの自動保存と共有機能はプロプラン(プロ年額 ¥9,800/年、プロ月額 ¥980/月)で利用できます。
パソコンなしでiPadだけでテザー撮影できますか?
はい。FotraはiPad上でFTPサーバーを起動し、カメラから直接写真を受信します。パソコンや専用ソフトは不要です。
インターネット接続は必要ですか?
不要です。カメラとiPadが同じローカルネットワーク(Wi-Fi)に接続されていれば、オフライン環境でも使用できます。
どのカメラでiPadテザー撮影ができますか?
FTP転送機能を搭載したカメラで使えます。動作確認済みの機種にはCanon EOS R5/R6/R3/1D X Mark III、Nikon Z9/Z8/Z6 III/D6、Sony α9 III/α1/α7R V/α7 IVなどがあります。富士フイルムのGFX/Xシリーズ、Leica、Panasonic LUMIXなど、FTP転送機能があれば上記以外のメーカー・機種でも使用できます。
USBケーブルでカメラとiPadをつないでテザー撮影できますか?
Fotraはカメラに内蔵されたFTP転送機能を使い、Wi-Fi経由で写真を受信するアプリです。USBケーブルでカメラとiPadを接続するテザー撮影には対応していません。
RAWで撮影した写真も転送できますか?
はい。JPEG、HEIF、RAW(主要メーカーのRAW形式)に対応しており、RAWファイルはプレビュー表示となります。JPEG+RAWで撮影している場合は、カメラ側でJPEGのみ転送する設定にすると転送を高速化できます。
カメラとiPadが接続できないときは?
カメラとiPadが同じWi-Fiネットワークに接続されているか、FTP設定(IPアドレス、ポート、ユーザー名、パスワード)が正しいか、FotraのFTPサーバーが起動しているか、Wi-Fiルーターが端末間通信を許可しているか(公衆Wi-Fiでは制限されていることがあります)をご確認ください。
FotraとTezarは別のアプリですか?
同じアプリです。Fotraは、もともと「Tezar」という名前で提供していたiPadテザー撮影アプリをリブランドし、機能を追加したものです。
そのほかの質問はよくある質問にまとめています。
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